カラーコンタクトを選ぶ際にチェックする項目の一つにベースカーブ(BC)があります。カラーコンタクト初心者の方の中には聞き慣れないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ベースカーブとはいったい何なのか、簡単にまとめてみました。
1.ベースカーブとは
私たちの瞳は球体になっているので、レンズは眼球から外れないように瞳の湾曲に合わせて作られています。このレンズの湾曲の度合いをベースカーブ(BC)といいます。ベースカーブの値が小さいとカーブがきつくなり、値が大きいとカーブが緩くなります。つまり、目が大きい方ほどベースカーブの大きいものを選ぶことになります。レンズを選ぶ際は度数だけでなく、ベースカーブの値も考慮して選びましょう。
2.ベースカーブと着け心地の関係
ベースカーブが大きいとカーブが緩くなるので、まばたきの際のレンズの動きはスムーズになります。ただしカーブが緩すぎるとレンズが動き過ぎてしまい、ずれやすくなります。その場合、ベースカーブがもう少し小さいものを選びましょう。一般的にはBC8.7前後のレンズが多く販売されているようです。
3.ベースカーブを正しく選ぶには
私たちの瞳は一人ひとり異なるので、ベースカーブも異なります。合わないベースカーブのレンズを装着するとゴロゴロとした違和感を感じたり、瞳を傷つけてしまうこともあります。レンズの貸し借りはもってのほかです。レンズを購入する際は自己判断で選ばず、事前に眼科で検査や診察を受けて自分に合ったものを選びましょう。
ベースカーブはレンズの付け心地に大きく影響を与えます。カラーやデザイン、レンズのサイズなどに目を奪われがちですが、自分のベースカーブを知り、合ったサイズのものを選びましょう。